懐かしい風が吹き荒れる頃君は現れる
何処に居ても 恋しくなる
そんな見馴れの風景を
風が運んで来た
それは突然の報せ
晴れ渡る空に飛ぶ鳩を見て
「今日もあの街はどうだろう」
懐かしい風が吹き荒れ
そんな空の下に君は居た
何年ぶりに会うだろうか
ようやく会えた
けど何か忘れてたよ
夕陽が照らした鉛色の空
波打つように人は出入りする
人里離れたあの場所を
田舎と言ってた頃は
この街が都会に見えた
曖昧な知識しかない
一般論の今は凡人だよ
「今日もあの場所を思い出す」
懐かしい風が止んできた
暗い空の下に君は居ない
年を重ねて会える数が減り
今年も会えるかと
眠りと共に忘れてたよ
(イントロ)
眠りから覚めた夜も街は動く
ただ光を成しただけの街を出て
あの場所へ一人で行こうとする
何かが呼んでるような気がして
会いたい感情だけ持って
今歩き出す
懐かしい風が吹き荒れ
そんな空の下に君は居た
何年ぶりに会うだろうか
でも思い残す事はない
忘れかけてた何かを
懐かしい風が吹き荒れる頃君は現れた
懐かしい風が何か運んで来たものは君
懐かしかったあの風景を思い出させてくれた
君に感謝するよ