人の心を映し出す鏡
親父が言った言葉があるのだ
「自分らしく生きろよ」
俺の中で普通を見失った
周りの人はパパやママが居て
俺の手には温もりが感じられない

寂しさなんていつの間にか無くて
小中学校でやんちゃばかりしてた
問題児の俺は何も感じなくなった
それでも親父は俺を叱り続けた

言う事聞かないクソガキな
俺の言い分は空っぽな暴言
それでも見捨てない親父は
ただ…愛してくれてたんだ

「お前に未来はありはしない」
突然告げられた大人の暴言を
無視して宅飲み
延びる間に硝子は
飛び散り窓ガラスは
どこへ飛んでったのだろう

言い訳吐き散らすクソガキは
俺の頭の中はエゴに染まった
それでも助け出してた親父は
まだ…心配してくれていたんだ…

《親父にとって俺は生まれてよかったのか?
   後悔してしまったんじゃないかな?
   俺が居たから親父の人生狂わした?
   死ねる筈の俺は何故生きていたの?
   あの日の記憶をまだ思い出せない…》

言う事聞かないクソガキな
俺の言い分は空っぽな暴言
それでも見捨てない親父は
ただ…愛してくれてたんだ

21になって改めて
育ててくれてありがとう