オワリノハジマリ


あの日君といる夢を見て
そしていつの日か現実となって
夕暮れ2人街の下世界が揺れて僕等歩く

セカンドの意味をよく知らなくて
鼻で笑う君は陽気な顔をして
そんな風に当たり前の時間が過ぎて
僕は笑い君も笑う

サードって何だか美味しそうな響きで
まぁ言いなれば3という意味で
そんな淡い僕はまだ17歳後半
もうじき18回目の誕生日がくるのです
ほら君にあげた手紙を読むよ

「いつも俺の事構ってくれてありがと〜
元気無い時声かけてくれる君に迷惑かけたくないから心配しないで
俺はお前守るからとなりで大好き」って言いたいよ
これからもよろ
それが2人でいた2度目の誕生日を過ぎた出来事でした

ある日君から残酷なこと聞いて
言えば集団で暴行食われられて
お腹にはその誰かの子供孕んで
俺は気が狂い君は泣きじゃくる

あの日君を守ってやるって言ったはずの
拳が逃げ腰でそんな行き当たりばったりな
俺を止める君は泣いてこう言い放った
「貴方には貴方にしか出来ない夢があるんでしょ?なら罪を犯さないでよ」
そう言って目が醒めて

君は突然僕の前から消えて
数ヶ月は絶望で口に入らずで
あの日君の手を引っ張って
必ず2人を守るって誓えばまだ君は
俺の隣で愛を語るのかな?

溢れた涙ひとつが次はふたつへまたみっつへ
こんな夜俺は君だけを思うよ

目を閉じて俺は暗い道を歩くと
何故だか君が照らした道に蹴飛ばされる夢を
毎日毎日同じ夢みてたそんな日々が(AH〜)

それは君の下の子からの通達
「昨日あの子が亡くなりましたっ貴方に渡したい物がある」と電話で聞きました
俺はただただ泣くか死ぬことしか考えれなくて
君の最期を見に行くために俺は…

あの日君の屍肉を目の前にして
隣で君の腹の子も並んで
夕陽の差し込まない奥の部屋
最期を最後で終わりの始まりで…